行動履歴型発見エンジン「デクワス」
デクワスというサービスが注目を集めている。デクワスとは「出くわす」から来ており、今までの「キーワード連動型サービス」とはちょっと趣向の違う「行動履歴型サービス」とのこと。「探すのではなく出くわす」というコンセプトの元サービスが開始されている。このサービスを利用することで利用者が興味のあるであろうモノに「キーワードを知らなくても」到達することが可能との事。左の絵はデクワスのコンセプトを画像化したもの。非常に興味深い面白い技術だなと思った。
元ニュースはこちら
新たな商品や言葉に「出くわす」ことができるデクワスとは
たとえばアマゾンの商品を検索すると、「この商品を買った人は~~」という文言が出ます。でもこれは他人の行動とこれまでの商品の購入履歴からしか見ていない情報となります。デクワス社長も言っていますが、キーワードとこれまでの商品履歴だけではすでにその推奨されている商品を買った人に営業をしているようなモノになります。これでは意味がないと考えたようです。
では、デクワスではどうしているか?
デクワスでは、その商品を見ているもしくは買った人の行動履歴に注目し、さらに他の人の行動履歴と合わせて、どのような商品(関連商品でなくとも)に関心があるかを算出します。そこから次にその人が興味を持つであろう商品を紹介するというサービスです。一見すると、何が違うかわかりませんが、「これまでの関連商品」ではなく、「これから興味を持つであろう商品」を紹介するという点が人間の営業に近く感じられます。利用してみると便利かも。
こういう新サービスはAmazonやGoogleが好きそう。買収されないように気をつけてほしいです。すでに日米で13社に導入済みという事ですので、知らない間に利用してるかも?
原文抜粋:
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検索エンジンに続く新たな発見型エンジンが登場した。サイジニアが開発、販売しているデクワスがそれである。
検索エンジンが、「言葉」をもとに関連するサイトや商品などを抽出するのに対して、コミュニティ・ディスカバリー・エンジンとされる「デクワス」は、利用者の行動履歴をもとに、人、モノ、情報に、「出くわす」ことができるのが特徴だ。サイジニアの吉井伸一郎社長に、デクワスが実現する新たな発見型エンジンの世界や、そして、デクワスの今後の方針などについて聞いた。
デクワスの最大の特徴は、行動履歴をもとにして結果を導き出すというものです。
まずは、利用者のさまざまな行動履歴を観測します。サイト内で、どんな商品を検索したのか、あるいは購入したのかというだけでなく、どうWeb サーフィンをしているのか、どんな書き込みをしているのか、別のユーザーとのコミュニケーションをどう図っているのか、ブックマークやクリックストリームはどうなのか、というように、さまざまな行動履歴を観測します。
この行動履歴データをもとに、膨大な数の複雑ネットワークを形成することになります。ユーザー/アイテムごとに個別の視点で、コミュニティを抽出する。Aという人は、1と2の商品に興味がある、Bの人も1と2の商品に興味を持っていて、さらに3という商品にも注目しているというような情報が得られる。
こうした分析データから、嗜好の近い仲間を発見し、デクワスのなかでコミュニティを形成する。このコミュニティの発見をもとに、より適切な情報を提供するというものです。その人自身の嗜好が変われば、より適切なコミュニティの中に組み込まれ、そこでまた適切な情報が提供される。
こうしたことがリアルタイムで行われていますし、機械学習や進化計算理論を採用していますから、エンジン自身が自律的に学習することが可能になる。結果として、表示される内容は、その時々で最適なものに変わりますし、個人ごとに、表示されるものも違います。
サイト運営側にとっては、サービスイン後、利用すれば利用するほど、自動的にパフォーマンスを改善することにつながる。あるECサイトでは、当初2%程度だったおすすめ商品のクリック率が、導入1カ月後には9%にまで改善できた。さらに、3カ月後には12%にまで上昇しています。つまり、長く運用するほど適切なおすすめ商品が表示される。よりクリックしたくなるものが表示されるようになるというわけです。
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最終的には、ディスカバリーサービスプロバイダーという形で、自らサイトを構築することも考えているという。Yahoo、Googleの牙城をどれだけ崩せるのか注目したい。
(2008年8月 4日 15:23)
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